こんにちは、ミウラアケミ(@akmnred)です。
世の中には2種類の文章があると思っており、それは「読まれる文章」と「読まれない文章」です。
スラスラと読み進めていけて、まったく苦にならない文ってあるじゃないですか。
その一方で、読んでいてもなにも伝わってこない、そもそも読む気も起こらないような文もあります。
当たり前の話ですが、せっかく文字で表現するからには「読まれる文章」を書けた方がいいですよね。
私も自分のブログをもっと読まれるブログにするにはどうすればいいのか悩んでいました。
そんな時に、プロブロガーとして活動されていて、過激な発言で有名なイケダハヤトさんの著書「武器としての書く技術」に出会い、「読まれる文章とはなにか?」を学びました。
本書では読まれる文章を書くヒントがたくさん紹介されているのですが、その中でもこれだけは気をつけたい5つのことをまとめました。
当記事は下記の悩みを抱えている方に向けて書いています。
- ブログを書いているけど、なかなか人に読んでもらえない。
- 文章を考えるのが苦手。どこを改善すればいいのかもわからない。
- 書いてるうちになぜかどんどん本質からズレていってしまう。
ほんの少し意識するだけで、驚くほど文章は良くなります。
読まれる文章を書きたい方は、ぜひ一読してみてください。
目次
一文はなるべく短く。長くなりそうなら思いきって切ろう
勢いのままに文章を書いていると、一文がものすごく長くなってしまうことってありませんか?
しかし、文章は短く区切った方が読みやすいです。
一文が長いと、なにを伝えたいのか読み取りづらくなり、読まれる確率が下がってしまいます。
例えば、下記の文章。
私がアラサーで完全未経験の状態からエンジニアへの転職を成功させてもうすぐ2年が経ちますが、実務ではまだまだわからないことも多くあり、日々学びがあり、ここがゴールではないのだなと痛感しています。
よく読めば言いたいことは理解できますが、なんだかわかりにくいし疲れますよね。
では下記の文章だとどうでしょう。
私がアラサーで完全未経験の状態からエンジニアへの転職を成功させて、もうすぐ2年が経ちます。
しかし実務ではまだまだわからないことも多くあります。
日々学びがあり、ここがゴールではないのだなと痛感しています。
書いている内容は同じですが、文章を適切な位置で区切ることで、ぐーんと読みやすくなりました。
曖昧な言葉は避けるべし。言い切ることでインパクトを与えよう
「〜だと思います」「〜のような気がします」と言ったフレーズをよく見かけます。
言い切る自信がない故に出てくるのでしょうけど、どうにも文章の印象を弱くさせてしまうので、これらの曖昧なフレーズは避けた方がいいですね。
文章が曖昧だと、伝わる内容まで曖昧になってしまいます。
今年の秋に会社を辞めて、フリーランスエンジニアになりたいと思っています。
と書くよりも
今年の秋に会社を辞めて、フリーランスエンジニアになります。
このように断言してしまった方が、読者に伝えたい思いを明確に伝えることができるのです。
よほどのことがない限り、言い切ってしまってOKですよ。
結論を先に述べよ。出し惜しみはヨクナイ
結論を先に述べることで、あなたが1番伝えたかったことが読者に伝わります。
他にも伝えたいことがたくさんあるのはわかりますが、読者が求めているのは結論です。
脱線したり、はたまた出し惜しみしている間に、人は読むのをやめて離れていってしまうのです。
せっかく良いことを書いていても、「この記事には有益な情報がない」と判断されてしまっては意味がありませんよね。
文章は読まれてナンボ。
それに結論を先に述べてしまうことで記事のゴールが見えるので、テーマの脱線防止にもなり、統一感を持たせることができます。
読まれるかどうかはタイトルで決まる
ブログにおいてタイトル決めはとても大事。
タイトルは1番最初に視界に入ってくる部分なので、ここで興味を持ってもらえないと、本文まで読んでもらえる可能性は低いです。
タイトルで結論を述べる
結論を先に述べよ。出し惜しみはヨクナイの項目と内容が被りますが、記事内で1番伝えたいと思っていること、つまり結論をタイトルに入れるようにしましょう。
タイトルを見ただけで、「この記事を読めばこういうことを知ることができますよ」と思ってもらえれば、「ちょっと読んでみるか…」と行動に移してもらいやすくなります。
数字マジックで読者を納得させよう
タイトルに数字を含めることで、説得感が増します。
「◯◯するたった1つの方法」や「1日5分からできる!◯◯のやり方を伝授します」など、こういったタイトルをよく見かけますよね?
Googleの検索上位に表示されている記事を見るとわかますが、このようにタイトルに数字が入っているものが圧倒的に多いです。
プログラミングを効率よく学ぶ方法
これでも「この記事を読めば、プログラミングを効率よく学ぶ方法がわかるのかな」というのは伝わりますが、より読まれやすいのは下記のタイトルでしょう。
プログラミングを効率よく学ぶために実践すべき3つの方法
数字が入っていると、具体性が出ますよね。
具体性のある文章は、読者の行動ハードルを下げる効果があります。
「3つ実践すれば効率よく学べるのか〜。ちょっと気になるし、読んでみようかな。」と思ってもらえたら勝ちですね。
ひらがな、カタカナ、漢字のバランスを考えよう
ひらがな、カタカナ、漢字のバランスが偏った文章は非常に読みづらいです。
手書きと違い、PCやスマホで文章を入力していると自動的に文字を変換してくれるので、ついつい難しい漢字を多用していませんか?
- あえて → 敢えて
- いわゆる → 所謂
- わがまま → 我儘
- ひたすら → 只管
などなど。
「漢字の方が意味が伝わりやすいし…」「難しい漢字を使った方が頭良く見えるし」
確かに漢字の方が言葉単体の意味は伝わりやすいです。
しかし文章として読んでみた時に、詰まってる感じがして、スラスラと読めないという問題があります。
読み方がわからないような漢字は、読者にストレスを与えてしまうので、使わない方がいいでしょう。
難しい漢字でなくても、ひらがなやカタカナで表現してみて違和感を感じないのなら、あえて漢字にする必要はないかと。
私は下記の単語を使用する場合、意識的にひらがなorカタカナで表現するようにしています。
- 出来る → できる
- お洒落 → おしゃれ or オシャレ
- 事 → こと
- 分かる → わかる
- 過ぎる → すぎる
パッと見た時のバランスに注意しながら文章を書くようにすれば、グッと読みやすくなります。
自分が書いた文章の中で、改善ポイントがないか検討してみましょう。
まとめ
人に読まれる文章を書く方法を5つご紹介しました。
- 一文はなるべく短く。長くなりそうなら思いきって切ろう
- 曖昧な言葉は避けるべし。言い切ることでインパクトを与えよう
- 結論を先に述べよ。出し惜しみはヨクナイ
- 読まれるかどうかはタイトルで決まる
- ひらがな、カタカナ、漢字のバランスを考えよう
どれも少し意識すれば改善できることばかりなので、ブログが読まれないと悩んでいる方はぜひ実践し、改善に努めましょう。